滋賀県は日本で最大面積と貯水量を持つ琵琶湖を擁し、湖を取り囲む山地からの流れが源流で、京阪神の水瓶という機能も担っている内陸県です。
その、琵琶湖には数十種類の魚が住んでいることから淡水魚を利用した名産なども多くあります。
交通利便のよさは人材の流出をもたらし、戦前まで滋賀県は流入人口よりも流出人口の方が多く、中世から近代にかけては多くの出身者が近江商人として全国各地に進出し、「琵琶湖の鮎は外に出て大きくなる」という諺まで生まれました。
近年はJR西日本のアーバンネットワーク拡大に伴って京都府や大阪府のベッドタウンとしても注目されるようになり、首都圏以外の地方では数少ない人口増加県へと転地ました。
名産品もそのようなことを反映していると思われます。
魚介類・肉類
- 近江牛
- 近江牛(おうみうし)は、黒毛和種の和牛が滋賀県内で最も長く肥育された場合に許される呼称であり、そのウシからとれる牛肉にも用いられる呼称で、肉用牛としての歴史が長く、三大和牛の1つとされます。
- 蔵尾ポーク
- 藏尾ポークの名が一躍有名になったのは、一つのテレビ取材がきっかけでした。清潔な豚舎、自然豊かな環境、そして霜降りが入っているとても珍しい豚肉として紹介されました。
- 近江シャモ
- 近江しゃもは肉味の良い横斑プリマスロックと発育の良いニューハンプシャーを交配し、さらに肉鶏の中で最も美味であるものの一つとして定評のあるしゃもを掛け合わせたものです。
果物・野菜類
- 朝宮茶
- 古くから全国5大銘茶産地の1つとして数えられ、香りや風味に特長があり、茶葉自身から立ち上る独特の香気は、まさに緑茶の最高峰と呼ぶにふさわしい逸品です。
和菓子・洋菓子類
- 埋もれ木(いと重菓舗)
- 井伊大老ゆかりの銘菓「埋れ木」は白あんを求肥で包み、外皮に抹茶入りの和三盆糖でまぶした上品な味の菓子です。
名物・B級グルメ・その他
- 鮒寿司
- 滋賀に古くから伝わる珍味で、好き嫌いがあるようですが、今では高価な物になっています。
- 近江八幡名物の赤蒟蒻
- 近江八幡のこんにゃくは煉瓦のように赤いので、県外の方はびっくりされる事が多いですが、滋賀県内のスーパーではよく見掛ける商品です。
- 鮎の佃煮
- 琶湖産の鮎は湖鮎(こあゆ)と呼ばれています。特に水のきれいな湖北地方で獲れた天然小鮎を新鮮なうちに佃煮にしものです。
- 焼鯖 そうめん
- 長浜では古くから、農家へ嫁いだ娘のもとへ、娘を案じる親が焼鯖を届ける「五月見舞い」という風習があり、その焼鯖とそうめんを合わせて作る「焼鯖そうめん」は長浜の定番の郷土料理となっています。。
- 鯖寿司
- 高島や朽木は、古くは敦賀、若狭の鯖を京都に運ぶ鯖街道と呼ばれる道があり、その名残で鯖寿司がつられるようになったようです。
- 比叡ゆば本舗ゆば八(ひえいゆばほんぽゆばはち)
- 比叡山御用達の湯葉のお店です。生ゆばや乾燥ゆば、佃煮ゆばや ゆばスイーツなどいろいろあります。