大阪の老舗の塩昆布は老舗の名に恥じないおいしいものでした。
私の好きな山崎豊子はえびすめの小倉屋山本の3代目の実の妹とか、山崎豊子の小説からにじみ出る人柄を思うとき真摯に佃煮を作り続けた会社は信用に足るものでした。
そして取り寄せたちりめん山椒や梅入り潮吹き昆布などを食べながら、単独機の事故として史上最悪の死者を出した日本航空123便墜落事故などがモデルとされている「沈まぬ太陽」を読んだ時の思いが心をよぎりました。
不条理を許せないと矛盾に挑み続けるような小説を書いてきた山崎豊子さんがこの店のことを書いた「暖簾(のれん)」で小説家をデビューし、直木賞受賞作も大阪商人を扱った「花のれん」だったことなどが、頭をよぎりました。
またテレビで夢中で見た「大地の子」など思いの深い小説などを思い浮かべながら食べた、昆布は私の思いを裏切らないものでで、まさに丹念に作り上げた作品のような思いで作っただろうと思われる味でした。
150年以上も続く暖簾の味に裏切られなかったことを嬉しく思いながらいただきました。
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