土成地方に伝わる、大きなたらいに入った野趣あふれるうどんは、元々は山仕事に従事していた人たちの仕事納めのごちそうで、茹であげた釜を直接囲んで食べる様子から「釜抜き千本」と呼ばれていました。
後に飯盆(はんぼ)に移して食されるようになり、それを見た者が「たらいの様な器に入ったうどんがうまかった」 と話したのが広まり、「御所のたらいうどん」と呼ばれるようになったそうです。
湯に長時間つけても伸びにくい太めでコシの強い麺と、渓流に棲む川魚ジンゾクでだしを取った濃い目で風味あるつゆが絶妙です。
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