平安時代中期頃からの中世熊野詣の盛期に、京都から連れてこられた荷牛が熊野牛のルーツとされます。 その後は農耕用として利用されたが、これを肉用牛とするため、但馬牛の血統を取り入れて品種改良がなされ、「熊野牛」として地域ブランド化が行われました。 定義における枝肉格付け以外の基準を満たす牛の飼育数は約200頭で、月平均8頭程度の出荷に留まっていると言います。 熊野牛と認定された牛肉は、肉の繊維や霜降りがきめ細やかで柔らかく、その風味は松阪牛・米沢牛に並び称されるほど優れており、焼いたときの香りの良さも魅力とい ...