人口・面積共に九州7県の中では最も少なく、また人口・面積ともに全都道府県中42番目ですが、人口密度は全都道府県中16番目と中位にあり、九州でも2番目に高くなっています。
北西部はリアス式海岸と砂浜の玄界灘、南東部は干潟と干拓地の有明海という、海岸の様子が全く異なる2つの海に接しています。
人口が多いのは佐賀市、唐津市などで県面積の3分の1を占める南東部の佐賀平野に県人口の半数の40万人が暮らしている一方、玄界灘沿岸や杵島丘陵の盆地にも人口集積があって、平地に偏っていることを除けば人口分布に大きな偏りがなく、比較的分散している傾向にあるようです。
耕地が県面積の39%に上り国内平均の2倍と高い割合であることから農業県となっているようです。
魚介類・肉類
- 佐賀牛
- 全国に約150程あるブランド牛の銘柄の中でも、トップクラスの品質を持つ牛肉として知られる「佐賀牛」は、JAグループ佐賀管内の肥育農家で飼育された黒毛和牛です。
- ありたどり
- とうもろこしや大豆など植物性の飼料にこだわり、畑の栄養をたっぷり与え、特有の臭みもなく、ジューシーな 旨味があります。
- みつせ鶏
- 緑豊かな山間部に設けた開放鶏舎で平飼いにて飼育。鶏肉独特の臭みが無く、甘い風味と歯ごたえが絶品です。
- 佐賀のり
- 有明海の豊かな自然環境と、高度な技術で育てられた佐賀のりは、日本屈指の品質と生産高を誇っています。
- 呼子いか
- 唐津市呼子と言えば「いか」と呼ばれるほど、玄海地区では、ケンサキイカ、ヤリイカ、アオリイカ、コウイカなど様々な種類のイカが水揚げされ、様々な料理に利用されています。
- あじ
- 淡泊な味だがうま味があり、くせもないため刺身、塩焼き、煮付け等どんな料理にも適していて、たんぱく質、ビタミンB群、DHAなどを豊富に含み栄養価も非常に高いのが嬉しい。
- さば
- 栄養価が高く、塩焼き、煮付け、しめさばや、缶詰などに加工されますが、鮮度落ちが早いので、生臭みのもとになる成分が多いため調理に工夫が必要で、お酒で匂いを消したり、 味噌のコロイド状物質で匂いの成分をからめとったりするのがコツです。
- 一夜干
- 佐賀県唐津港で水揚げされた新鮮な海の幸の、とれたてそのまま一夜干しは、凝縮された魚の旨みがたまらないおいしさです。
果物・野菜類
- 嬉野茶
- 昼夜の温度差があるこの地域は茶葉の栽培に適していて、まろやかな渋みとさわやかなうま味が特徴です。
- 春一番 たまねぎ
- 長期安定供給が可能な佐賀のたまねぎは、白石平野で生産が盛んで、生産量の7割を占め、ミネラルを豊富に含む土壌で育てられるため、甘く栄養価が高い。
- 露地なす
- 土壌作りや水の管理方法など研究を重ねてきた生産者が、1本1本手作業で間引きや枝の剪定を行い、丁寧に愛情を込めて育てている、栄養価の高いなすです。
- れんこん
- 粘り気のある佐賀の土から生まれたれんこんは、特に質がよいと言われています。もっちりホクホクの食感が特徴です 。
- 大豆
- 佐賀県は21年度の大豆作付面積全国第4位、生産量においては第2位を誇っている上質な大豆は、豆腐やしょうゆなどに加工され、日本食卓を支えているといいます。
- 一の塩
- 佐賀県の玄界灘に浮かぶ、人口わずか230人の加唐島。対馬暖流により、多くの魚が生息する栄養豊かなこの海水から「天然の海塩」として加工されるのが「一の塩です。
- 佐賀県産ハウスみかん
- 秋口から出回り、冬に最盛期を迎える露地の温州みかんとは異なり、「ハウスみかん」は、ハウス内の温度コントロールによって4月下旬頃に収穫され、春から秋にかけて全国に出荷されます。
- デコポン
- 佐賀県唐津松浦東部地区は、県内随一の「デコポン」の産地。温暖な気候と農耕に適した肥沃な土地がデコポンの生産を支えています。
- さがほのか 苺
- 大粒の「大錦」と、香りが良い人気品種「とよのか」という2種類のいちごを交配して育成した佐賀県オリジナル品種が「さがほのか」で、芳醇な香りで、高糖度、低酸味とすっきりした甘みが味わえます。
- せとか
- 果肉がびっしりと詰まっているため、手に持つとずっしりと重量感があり、薄くてやわらかい皮が剥きやすく食べやすいと好評です。
- はまさき
- 清見オレンジとアンコールオレンジに、マーコットオレンジという3つの品種を掛け合わせて作られたのが「麗紅」というみかんで、その中でも上級品のみが「はまさき」と呼ばれています。
和菓子・洋菓子類
- 丸房露
- 鶴屋の丸房露の味は、第8代・第17代の総理大臣を務めた大隈重信も大層気に入ったといわれ、各方面で高い評価を得て佐賀銘菓として定着していったようです。
- ブラックモンブラン
- 「ブラックモンブラン」は、42年前に九州で発売され現在までロングヒットを続けている銘菓です。
- 小城羊羹
- 百年以上の歴史がある"小城(おぎ)羊羹"は、その昔、砂糖の運搬路であった長崎街道(シュガーロードとも呼ばれる)の通り道であった佐賀県でうまれた銘菓です。
- 松露饅頭
- 銅版で1つ1つ丹念に焼き上げた佐賀県唐津を代表する饅頭。あっさりした味のこしあんを薄いカステラ生地に包んで焼き上げているまんじゅうです 。
名物・B級グルメ・その他
- 佐賀牛カレー
- カレールーの消費量が日本トップレベルの佐賀県。全国に誇るブランド牛の佐賀牛とカレーを合わせた、本格的なビーフカレーが誕生しました。
- いかしゅうまい
- 蒸しあげると、華のように開き見栄えがよく食感もおもしろい、いかしゅうまいは、特徴的な見た目と、今までにないふんわりプリプリした食感が予想以上の反響を呼び、現在の人気に至っています。
- 神埼そうめん
- 脊振山系の良質な水と佐賀平野の小麦を用い、恵まれた気候風土を活かして作られた麺は、強いコシとのどごしの良さが特徴で、神埼ブランドとして確立されています。
- 豆腐
- 佐賀県は日本屈指の大豆生産量を誇り、良質な豆腐作りに適しています。白石平野で獲れた大豆を100%使用したこだわりの豆腐を作るところが多く、その栄養価については、世界で豆腐料理に関する本が出版されるほどです。
- 温泉湯豆腐
- 今や嬉野温泉湯どうふは、嬉野市内のほとんどの旅館で、朝食や夕食に供される王道グルメ。豆腐を温泉の湯で調理したもので、温泉のアルカリ成分が豆腐のにがりに作用して、とろっとした、なめらかな味わいを楽しめます。
- 有明漬
- 平らぎ貝や海茸等有明海の魚介類をブレンドし、酒粕に漬け込んだ珍味 です。