温泉の源泉数(4,538ヶ所)、湧出量(291,340/分)ともに日本一で、別府湾に面する別府温泉、県中央部に位置する由布院温泉は全国的に良く知られています。
別府を訪れた際、地獄めぐりをした方も多いのではないかと思いますが、私は地獄めぐりを通して、温泉地大分県の記憶が大きく残っています。
そのような地質から地熱発電でも日本一を誇り、栽培、養殖などの産業、食文化や美容と医療に至るまで、豊かな温泉の恵みが幅広く活かされていることから、県では現在「おんせん県」を商標登録申請し、全国に大分の温泉をPRする活動を行っています。
高度成長期に大分市が新産業都市の指定を受けて大分臨海工業地帯が形成されたため、全国平均に比べ第二次産業の占める割合が高いようです。
魚介類・肉類
- 豊後牛
- 豊後は「豊の国」といわれ、多くの名水、豊かな自然、温暖な気候、肥えた台地からの食材は豊富で、その一つ豊後牛は、県内で生まれ育った肉質等級3等級以上の36ヶ月未満の黒毛和牛です。
- 車えび
- 日本では伊勢海老と並び高級海老として扱われる車えびです。その為、海老類の中では最も早く養殖技術が確立されましたが、大分県内では、宇佐市、姫島村、杵築市で漁獲されます。
果物・野菜類
- 大分ハウスみかん
- みかんは冬の物というかつての常識を覆し、たっぷりと太陽の光を浴びて育つ大分のハウスみかんは質、量ともに全国でもトップクラスを誇るれることで有名です。
- かぼす
- 臼杵市に残る言い伝えによると、江戸時代に宗源という医者が京都から大分へ持ち帰った苗木を植えたのがはじまりと言われています。
- ゆず茶
- 風邪予防、花粉症対策、美肌に効果的と健康飲料としても注目のお茶です。
- 大分乾しいたけ
- 大分県のしいたけ生産量は全国トップクラスで、「乾しいたけ」の生産量も全国の3割以上を占めており、良質なことでも知られています。
和菓子・洋菓子類
- 地獄蒸しプリン
- 硫黄分をたっぷり含んだ高温の温泉噴気で蒸して作った「地獄蒸しプリン」は、ほろ苦いカラメルソースを使うことで甘さを抑え、甘いものが苦手な人でも楽しめる大人の味に仕上げています。
- ざびえる
- バターの効いたヨーロッパ風の皮と、精選された純日本風の白あんに、ラム酒につけられたレーズンの香が特徴の銘菓です。
- 臼杵せんべい
- 臼杵特産の生姜を使用して作り上げた歴史のある臼杵せんべいは生姜の風味が魅力で、子供からお年寄りまでお楽しめます。
- やせうま
- 大分県の郷土料理で、小麦粉で作ったほうとうのような平たい麺をゆでて、きな粉と砂糖をまぶしたものが「やせうま」です。
名物・B級グルメ・その他
- とり天
- とり天は、ひと口大にカットして揚げた鶏肉の天ぷらのことで、鶏肉消費量が全国1位と言われる大分では極めてメジャーな料理です。
- ぎょろっけ
- 魚のすり身に野菜がたっぷり入った、形はコロッケ風味はさつま揚げに似た庶民派グルメ です。
- 豊後きのこカレー
- 大分県椎茸農業協同組合が製造・販売しているレトルトカレーで、肉厚の「若芽どんこ」という乾しいたけをじっくりと戻しながら、肉や野菜と一緒に時間をかけて煮込でいます。
- ゆずこしょう
- 辛子と柚子の果皮のペーストに塩をブレンドして熟成させた調味料で辛さと柚子の風味が絶妙です。