初冬に「ブリ起こし」と呼ばれる雷鳴がとどろき沖が荒れると、まるまると太ったブリが富山湾内に入ってきます。
この時期、定置網で獲れるブリは重さ10kgにもなる大物と言います。
荒波にもまれ身が引き締まり、最も脂がのった美味しさから、とくに「寒ブリ」と呼ばれ珍重され、その極上の味は「富山湾の王者」の名にふさわしい風格さえ感じさせてくます。
1996(平成8)年、ブリは「富山県のさかな」に指定され、富山湾で獲れるブリは、古くは「越中ブリ」と呼ばれ、全国的な知名度があります。
中でも、氷見の寒ブリといえば、東京の築地市場などでも高値で取引されるブリの最高級ブランドです。
その歴史も古く、江戸時代から京都や大阪での人気が高く、当時京都にいた加賀藩主の前田利家は、氷見から京都へブリを取り寄せていたといいます。
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