淡路ビーフ(あわじびーふ)は、兵庫県の淡路島で肥育・商品化(解体処理)された食用の牛です。
淡路ビーフのもとになる淡路島の但馬牛は、松阪牛や神戸牛、近江牛などの素畜にもなっています。
但馬牛は、元来は兵庫県の但馬地方を原産とする黒毛和種であるが、今日では最高品質の純血統の但馬牛は、原産地の但馬よりむしろ淡路島での出荷数が多いと言います。
淡路島の但馬牛の子牛は出荷されて松阪牛や近江牛の素牛になるし、淡路島の但馬牛は神戸に出荷されて神戸で商品化(解体処理)されると神戸牛(神戸ビーフ)ブランドになって市場価格が高価になります。
それに対して、淡路島で商品化されて淡路ビーフまたはあわじビーフとして販売されると市場でのブランド競争力が弱いため割安な価格で取引されていました。
淡路島でも最高品質の和牛を誕生させようと、1986年に肥育農家や精肉業者、畜産団体が一体となって淡路ビーフブランド化推進協議会を結成して、淡路牛専用に開発された専用配合飼料を使用するなど努力を重ねて、淡路ビーフが開発されました。
最近は価格が手頃な最高級品質の和牛として淡路島の観光振興・特産品として紹介されています。
遺伝子が同じものでも、育て方で牛のブランドが代わると言う事を改めて感じました。
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